治療法の解説と処置

Treatment method and device治療の方法と装置について

  • vol.01上の前歯が突出している – 上顎前突(じょうがくぜんとつ)

    日本人に比較的多いと言われている症状です。
    いわゆる「出っ歯」と呼ばれておりますが、「下顎遠心咬合」とも呼ばれています。
    上顎が前に出ている、または、下顎が上顎と比較して奥にある歯列の状態を指します。
    学校保健安全法で不正咬合と判断される基準は、上の前歯が下の前歯より8㎜以上出ているものと定められています。

  • vol.02下の前歯が上より出ている – 下顎前突(かがくぜんとつ)

    いわゆる「受け口」とも言われる症状です。
    骨格的に下顎が大きいことが原因です。
    学校保健安全法で不正咬合と判断される基準は、3歯以上が上下反対の咬合になっている歯列と定められています。

  • vol.03前歯の上と下に隙間がある – 開咬(かいこう)

    奥歯で噛んだ際に前歯が咬み合わずに上と下の歯間が開いてしまう歯列を指します。
    学校保健安全法で不正咬合と判断される基準は、奥歯を咬んだ時に上と下の前歯が6mm以上のすきまが出来る状態と定められています。
    開咬は歯列が起因となるものと骨格の形成によるものがあり、幼少時期の指しゃぶりが原因になることもあります。

  • vol.04歯が凸凹に生えている – 叢生(そうせい)

    八重歯と言ったほうがわかりやすいかも知れません。乱杭歯(らんぐいし)とも呼ばれます。
    また、叢生(そうせい)と似た症状で歯がねじれて生えている捻転という症状もあります。
    学校保健安全法で不正咬合と判断される基準は、並ぶ歯が互いに1/4以上重なり合うものと定められています。

  • vol.05上の前歯が下の歯に被さる – 過蓋咬合(かがいこうごう)

    上の前歯が下の前歯に対して深く被さっている症状です。
    下の歯が全く見えない程度まで噛み合わせが深い歯列の例もございます。

  • vol.06上下の歯が前に出ている – 上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)

    上顎と下顎の両方が前に突出している歯列で、見た目からも口元が出ていることがわかります。

  • vol.07口が曲がっている – 交差咬合(こうさこうごう)

    外見上から口が曲がっているように見える症状。
    左右いずれかの奥歯もしくは前歯が横にずれている噛み合わせになります。

  • vol.08歯と歯の間に隙間がある – 正中離開(せいちゅうりかい)

    いわゆる、すきっ歯と呼ばれる状態。
    歯と歯の間に隙間がある歯並びのことで、学校保健安全法で不正咬合と判断される基準は、上の左右の中切歯の間に6mm以上の隙間がある歯列と定められています。